Dissertation
Subsequence
『Subsequence』は、世界中の工芸と文化にまつわるトピックスをオルタナティヴな視点で発見し、発信する実験的なメディアプロジェクトです。
Category: | Brands |
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Date: | 2019.03.01 |
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Tags: | #arts&crafts #book #subsequence #visvim |
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『Subsequence』は、世界中の工芸と文化にまつわるトピックスをオルタナティヴな視点で発見し、発信する実験的なメディアプロジェクトです。
本誌のタグラインは「Arts & Crafts for the Age of Eclectic」。意味は「"折衷"時代のアーツ&クラフツ」といったところでしょうか。人間の文化は、地域や時代を越えて伝播します。ある場所で生まれたものが、長い時間をかけ、ときには海を越えて、遥か遠い土地に伝わっていく。その過程では、地域のローカルな文化と混ざり合うことで独自の進化を遂げ、その形が変容していくことも珍しくありません。どんな文化的産物も、何らかの先人の作り出したものの影響を受けているはずです。
ことに現代のようなテクノロジーの進化した世界では、その機会はより大きくなっていると感じます。地球の裏側にいる誰かが、自分とつながっていて、知らず知らずの内に何かを交換し合っているかもしれない。私たちは、そんな状況をできる限り肯定的に捉え、興味深く見つめていたいと思います。さまざまな地域の人々の歴史と文化、そこにある価値観を伝えることで、自然に尊重し合うことができたら。タグラインには、そんな思いが込められています。
2019年に創刊した大判サイズの雑誌『Subsequence』では、東京をベースに、多様な背景を持つ国内外のスタッフたちが協力し合って、誌面を作り上げています。未だ知られざる新鮮なネタ、オリジナルな切り口をモットーに、まさしくその仕事を愛する職人が工芸品を作り上げるような、美しく丁寧な誌面づくりを心がけています。
読者ターゲットはありません。創造的な人生、文化的な暮らしに興味を持つすべての方々に向けてお届けします。近年、久しく忘れていたような、じっくりと、かつ気ままに未知の世界を彷徨い歩くような読書の楽しみを提供できたら。マイペースに刊行を続けます。ご期待くださいませ。
本誌詳細は「Subsequence」オフィシャルサイト(https://subsequence.tv/)をご覧ください。